SEO対策を会社に依頼する際、費用面が気になる方も多いと思います。
報酬体系をざっくり分類すると「成果報酬型」「固定報酬型」に分けられます。
成果報酬型のSEOは、成果が出るまで料金が発生しないことから、コストを節約できるとアピールされていることも多いです。しかし、固定報酬型に比べると、対策の内容が充実していないという声もあります。
今回は、成果報酬型SEOの料金相場を紹介し、メリットやデメリット、注意点などについても解説します。
また、W-ENDLESSでは、完全成果報酬型でドメインランクアップの施策をおこなっています。詳細は、以下のリンクから確認できるので、参考にしてください。
成果報酬型のSEOとは?
成果報酬型のSEOとは、決められた成果が発生した場合、料金が発生する対策です。
料金の算出方法は会社によって異なりますが、キーワード成果報酬型SEOでは、対策キーワードが10位以内に入った場合に算出されることが多いです。
計算方法は、上位を獲得した日数×料金によって算出されます。
キーワード難易度や、順位によって料金は異なり、1~5位以内になると料金は高めです。
※詳しくは後述
そのほかには、ドメインランクをアップすることを成果地点にした成果報酬型もあります。この場合、ドメインランクが向上した場合にのみ、料金が発生します。
また、成果報酬型のSEOでは、サイト分析に際してリサーチが必要で初期費用がかかったり、最低契約期間が設けられていたりと、制約がある会社も少なくありません。
固定報酬型に比べると、月額費用が掛からないことはメリットですが、上位獲得日数が長いと、固定報酬型よりも高くなるケースもあります。
そのため、必ずしも成果報酬型のSEOが安いとは限りません。
成果報酬型SEOの料金相場
成果報酬型SEOの料金相場は、会社によって異なりますが、キーワード成果報酬型SEOの場合は、順位獲得日数×料金で計算されます。目安としては、1~5位で2,500~3,000円/日で、6~10位で1,500~2,000円/日になります。
成果報酬型の異なるところは、順位変動に応じて料金が異なる点です。
1~5位の料金を2,500円で想定して、30日間2位をキープしたとしましょう。
この場合、キーワードあたり75,000円の費用がかかります。
しかし、順位変動があり、10日間6~10位を獲得した場合は、以下のような計算になります。
【成果報酬型の計算例】
- 1~5位を20日間キープ:50,000円(2,500円×20日)
- 6~10位を10日キープ:15,000円(1,500円×10日)
この場合、合計で65,000円の費用が掛かる計算です。
順位変動に応じて料金も変動するため、一見費用対効果が良いように思えます。
しかし、この料金体系は、1キーワードあたりの料金です。
ビッグワードで上位を獲得しない限りは、費用対効果は低いといえるでしょう。
それに、複数のキーワードを依頼した場合は、固定報酬型よりも外注費が高くなりがちです。
SEO対策の相場については、以下の記事で詳しくまとめているので、参考にしてください。
成果報酬型SEOと固定報酬型SEOの比較・違い
成果報酬型SEOと固定報酬型SEOの主な違いは、料金体系にあります。
成果が出るまで費用が掛からない成果報酬型と、毎月決まった料金が発生する固定報酬型です。
それぞれの比較表を作成したので、以下を参考にしてください。
報酬体系 | 成果報酬型 | 固定報酬型 |
料金が発生するタイミング | 指定キーワードで上位を獲得したら獲得した期間から数万円発生 | 月額固定で10万円~ |
最低契約期間 | 1カ月から | 6~12カ月 |
初期費用 | 多くの場合発生する8~10万円程度 | 初期費用がないことが多い発生しても10万円以内 |
ツールの使用 | なし | 月額1~10万円程度 |
メリット | 安い | 中長期で順位改善をしてもらえる |
デメリット | 質の悪い被リンクはペナルティの原因になる | 成果報酬型よりも高い |
料金体系のほかにも、実施する対策の違いもあります。
キーワード成果報酬型SEOでは、超短期~短期間の上位獲得を目指すことから、被リンク対策がメインになることも少なくありません。
会社によって成果地点は異なり、キーワードの順位をアップすることを目的としていることもあれば、ドメインランクを向上させることを成果地点にしていることもあります。
この場合、実施する対策は、成果地点によって異なります。
例えば、ドメインランクを向上させることが目的の場合は、サイト全体の評価を上げる必要があるため、被リンク対策のほかにコンテンツSEOや、内部対策などを充実させる必要があります。
一方で、固定報酬型SEOは、中長期を目標に、さまざまなキーワードで上位を獲得することを目指します。コンテンツSEOはもちろんで、内部対策や外部対策など、順位をあげるために様々な対策をします。
どちらにもメリットがあるため、対策内容や費用面を比較したうえで、適切な対策を選ぶことが大切です。
関連記事>>ドメインパワーを上げる10個の施策を紹介 | 目安や平均・上がらない場合の対策とは
成果報酬型SEOのメリット
成果報酬型SEOには、以下のメリットがあります。
【成果報酬型SEOのメリット】
- 料金を抑えられる
- コンテンツSEOよりも被リンク施策がメイン
- ドメインランクアップを成果報酬にする企業もある
コストに関しては、対策するキーワードや日数、成果地点によって変動します。
場合によっては、固定報酬型のほうが安くなることもあるため注意が必要です。
W-ENDLESSでは、ドメインランクアップを成果地点としたプランを用意しています。上位表示達成において、ドメインランクの向上は必要不可欠なので、詳細を確認したい人は以下のリンクから確認いただけます。
料金を抑えられる
成果報酬型は、料金を抑えられる点はメリットと言えるでしょう。
固定報酬型に比べると、上位を獲得した日数によって料金が変動する仕組みです。
料金を一部シミュレーションしたので、まずは以下を参考にしてください。
1キーワードあたりの料金ですが、このように順位変動によって異なります。
上位を獲得すればするほど料金がかかる仕組みで、キーワードの上位獲得難易度やジャンルによって単価は異なります。
YMYLジャンルやビッグワードになるほど、料金が高くなるイメージです。
それに、1キーワードあたりで計算されているため、複数のキーワードを対策するとなると、料金が高くなる場合もあります。
一般的には、固定報酬制よりも料金が安いとされているものの、キーワードの状況や会社によって異なるということが現状です。
関連記事>>SEOキーワード選定の具体的なやり方!手順やおすすめツールを紹介
コンテンツSEOよりも被リンク施策がメイン
成果報酬型SEOは、コンテンツSEOよりも被リンク施策がメインになることが多いです。特に、特定のキーワードで上位を獲得する場合は、被リンク施策をおこなうイメージがあります。
コンテンツSEOとは、新規記事を作成したり、リライトをしたりすることをさします。
もちろん、成果報酬型SEOでもコンテンツSEOを実施している会社はあり、成果地点をドメインランクの向上や、サイト評価の向上に設定している場合は、コンテンツSEOや内部対策を実施することもあります。
しかし、短期間で成果を出すことを目的としている成果報酬型SEOの一部では、被リンク施策に力を入れていることもあります。関連性が高いサイトに被リンクを飛ばすことによって、サイトの評価を上げて順位も上げるという施策です。
質が悪い関連性が低いリンクはペナルティの対象になる場合がありますが、サイトに関連性がある被リンクは評価される傾向にあるため、実施する企業も少なくありません。
関連記事>>コンテンツSEOとは?始め方やコンテンツの作り方を徹底解説 >>SEOライティングとは?執筆手順や上位を獲得するコツを徹底解説
ドメインランクアップを成果報酬にする企業もある
成果報酬型のSEOでは、被リンクを獲得して記事の順位を上げるという対策以外にも、ドメインランクを上げるという対策もあります。ドメインランクとは、サイトのレベルのようなもので、高ければ高いほどインデックスが早まったり、上位表示されやすくなったりします。
ドメインランクを上げる方法はさまざまですが、コンテンツを増やしたり、被リンクを獲得したりなど、サイト全体の評価を上げることが重要です。
W-ENDLESSでは、ドメインランクアップの成果報酬型プランを用意しています。料金体系は、ドメインランクが上がると料金が発生する仕組みです。
詳しい内容については、以下のリンクでまとめているので、参考にしてください。
成果報酬型SEOのデメリット
成果報酬型SEOは、被リンク獲得でサイトの評価が高まる反面、デメリットもあります。
メリットと合わせてデメリットも紹介すると、以下のとおりです。
【成果報酬型SEOのデメリット】
- 初期費用が掛かる場合がある
- 上位表示をした場合は料金が高額になる
- 契約終了後に順位が下落する可能性がある
- ジャンルやキーワードによっては上位を獲得できない
- コンテンツSEOに力を入れないことが多い
それぞれ詳しく紹介するので、参考にしてください。
初期費用が掛かる場合がある
成果報酬型SEOは、初期費用がかかることが多いです。
固定報酬型SEOでも初期費用がかかる場合がありますが、かかっても10万円程度です。(もっと安い場合もある)
成果報酬型SEOに関しては、内容によっては短期間で対策をすることも多く、リサーチや施策の試案に時間をかけるため、初期費用が高額になることも多いです。
しかし、ドメインランクアップを目的とした成果報酬型SEOであれば、中長期を視野に運用していきます。
被リンクを獲得するという一過性の対策だけではなく、コンテンツを充実したり、内部対策を充実したりして、サイト全体の順位とドメインランクを上げていきます。
ドメインランクが上がることによって、上位を獲得しやすくなるため、結果として費用対効果がよくなることも多いです。
そのため、成果報酬型SEOを検討する場合は、どのような内容で対策をおこなっているのかを把握することも大切です。
上位表示をした場合は料金が高額になる
キーワード成果報酬型SEOは、料金が安いと思われがちですが、対策キーワードや順位によっては高額になることもあります。キーワードにもよりますが、2,500~3,000円が相場になります。(1~5位を獲得した場合)
しかし、上位表示難易度が高いと、施策に時間と労力がかかることから、料金が高額になることも多いです。
例えば、1キーワードあたりの単価が4,000円だと想定して、30日間上位をキープした場合、費用は12万円。もちろん、そのキーワードで外注費以上の成果が出ているなら問題ありません。
ただ、複数のキーワードで対策することを想定すると、最終的には毎月20万円程度のコストがかかるため、想定よりも高くなるケースが多いです。
そのため、成果報酬型SEOでは費用対効果をよく考えたうえで、実施することが大切です。
契約終了後に順位が下落する可能性
キーワードの成果報酬型SEOで気を付けたいことが、契約終了後のサイトの動向についてです。
被リンク施策をメインでおこなう業者の場合、契約が終了すると被リンクを解除します。
今までは被リンクの力で上位をキープしていたものが、契約終了に伴いなくなってしまうため、順位が急落する可能性が高いです。
逆に、固定報酬型のSEOだと、コンテンツSEOをおこなったり、内部対策や外部対策をおこなったりするため、場合によっては内製化も可能です。
また、成果地点をドメインランクの向上に設定している成果報酬型も、サイト全体の評価を高められることから、契約終了後の順位下落の影響を受けづらいです。
いずれも、契約が終了したところで、自分で対策をすれば、順位をキープできることから、成果報酬型のように順位が急落することを防げます。
ジャンルやキーワードによっては上位を獲得できない
キーワードの成果報酬型は、ジャンルやキーワードによっては上位を獲得できない場合もあるため、注意が必要です。
例えば、アップデートの影響を強く受けやすいYMYLジャンルに関しては、被リンク対策だけでは対応できません。
必要に応じて監修者を立てる必要があったり、コンテンツを充実させる必要があったりするので、そもそも対応していない業者も少なくありません。
なかには、医療系や金融系に強いと宣伝している業者もいますが、ふたを開けてみると初期費用が高額で、まともな対策を受けられなかったという声も少なくありません。
もちろん、すべての業者がそうとは限りませんが、成果報酬型では対応できない限界があります。その場合は、内容が充実していて中長期対策を実施する固定報酬型のほうがおすすめです。
W-ENDLESSでは、YMYL領域において多数の実績があります。
オウンドメディア運用のサポートとして、SEO対策を実施しているため、依頼を検討している人は以下のリンクを参考にしてください。
成果報酬型SEO対策の注意点とリスク
成果報酬型SEOでは、いくつか注意点やリスクがあります。
期間をかけずに対策をするからこそ、注意したいこともあるので、依頼を検討している方は参考にしてください。
被リンク施策によるペナルティの影響を受けやすい
成果報酬型による被リンク対策は、会社で運営されているメディアや特定のサイトから被リンクを飛ばします。以前までは評価されていましたが、現代のSEOでは、不自然なリンク誘導はペナルティの対象になる場合があります。
被リンクを受けること自体は問題ではなく、「質が悪いリンクを獲得すること」が問題です。結果として順位下落につながったり、場合によっては圏外に飛ばされてしまい、アクセスが一気に急落することがあります。
下落する理由は様々ですが、以下が関係しています。
【被リンクによって順位が下落する理由】
- 不自然なリンク誘導をしたから
- 一度に多くのリンクを獲得したから
この場合、問題になった被リンクを解除すればいいだけの話ですが、ペナルティが解除されるまでに時間がかかります。
また、対応が遅い業者だと、被リンクを外してもらうまでに時間がかかることもあり、解除に時間がかかることも。
被リンクはSEO対策においてプラスに働くこともありますが、場合によっては重いペナルティになることも把握して置くことが大切です。
関連記事>>SEOの外部対策とは?内部対策との比較や被リンク獲得方法を紹介
>>SEOで効果的な被リンクの獲得方法は?良質なリンクの増やし方を紹介
メディアによっては放置されがち
成果報酬型SEOでは、成果が出ないメディアは放置されることも珍しくありません。
成果が出ないと利益にならないことから、どうしても上位表示されやすいキーワードが優先される傾向にあります。
そのため、対策しづらいジャンルやキーワードは後回しにされることもあります。
メディアの将来的なことを考えると、中長期でプランを組んでサイト全体の評価を上げる固定報酬型SEOのほうが、成果が出やすいとする人も多いです。
あるいは、被リンク施策をおこなっていない成果報酬型を選ぶことで改善できます。
W-ENDLESSのように、ドメインランクアップを成果地点にしている場合は、被リンク施策もおこないますが、コンテンツSEOや内部対策などもおこないます。
ドメインランクは、対策をしたからと言って即上がるわけではなく、ジワジワと上がっていくことがほとんどです。そのため、中長期スパンで実施します。
以下のリンクでは、ドメインランクアップの施策についてまとめているので、参考にしてください。
成果報酬型SEOがおすすめなメディア
成果報酬型SEOは、以下のようなメディアには向いています。
【成果報酬型SEOがおすすめなメディア】
- 成果が出るまで報酬を払いたくない
- 契約期間が短く解約の縛りがない会社がいい
- SEOに割けるリソースが少ない
- 短期間で目に見える成果を出したい
固定報酬型に比べると、成果報酬型は成果が出るまで報酬が発生しません。
そのため、上位表示したいキーワードがすでに決まっていて、SEOに割ける人的リソースや時間がない場合は、成果報酬型のSEOに依頼してもよいでしょう。
また、安定的に順位を獲得したいなら、ドメインランクアップの成果報酬型を選ぶことも一つの方法です。固定報酬型同様に、サイト全体の評価を上げることが目的なので、さまざまな対策を実施します。
ランクが上がるたびに料金が発生するというデメリットはありますが、ドメインランクが上がればサイト内評価も高まるため、外注費を回収できるケースがほとんどです。
固定報酬型SEOがおすすめなメディア
固定報酬型は、ペナルティを受けないように、Googleアップデートに合わせた施策を、中長期でおこなっていきます。
そのため、以下のようなメディアに向いています。
【固定報酬型SEOがおすすめのメディア】
- リスクなくSEOで真っ向勝負したい
- 将来的にSEOの内製化を考えている
- 複数のキーワードで安定して上位を獲得したい
- 将来のことを考えて長期的な付き合いができるSEO会社を見つけたい
- サイトの現状を把握したうえで対策してほしい
固定報酬型SEOでは、内部対策や外部対策、コンテンツSEOなど、SEOに関する全般のことをおこなってくれます。
時には、成果報酬型のように被リンクの提案もしますが、ペナルティがかからない自然なリンクの獲得方法なので安心です。
また、内製化を支援している会社なら、顧客の悩みに沿ったSEO対策をしてくれます。
それに、固定報酬型SEOはサイト全体の対策をおこなうことから、特定のキーワードだけで上位を獲得することはありません。
複数のコンテンツを入れるなどして、幅広いキーワードで上位を獲得していきます。
短期間ではなく、中長期でじっくり対策をしてくれるため安心して依頼できます。
SEO対策を依頼するならW-ENDLESS
成果報酬型SEOは、内部対策や外部対策をおこなってもらえる業者もありますが、被リンク対策を実施している会社も少なくありません。
被リンクは自然に獲得すれば、SEOで評価を受けやすくなります。そのため、被リンク施策を受ける場合は、関連性があるリンクを獲得できるように対策しましょう。
W-ENDLESSでは、完全成果報酬型でドメインランクアップの施策をおこなっています。成果が発生するまでは、一切費用がかかりません。詳細は、以下のリンクから確認いただけます。