SEOの外部対策において、被リンク獲得は非常に重要です。
良質な被リンクを獲得することで、Googleから評価されやすくなり、ドメインランクが向上したり、上位を獲得できたりします。
しかし、被リンクを獲得することは容易ではなく、それなりの対策が必要です。
今回は、被リンクを獲得する際に必要なことや、SEOにおいて被リンクがどのような効果をもたらすかなどを解説するので、気になる方は参考にしてください。
また、W-ENDLESSでは外部対策の一環として、完全成果報酬型でドメインランクアップの施策を行っています。ドメインランクを上げることによって、上位を獲得しやすくなります。詳細については、以下の記事でまとめているので合わせてご参照ください。
被リンクとは?
被リンクとは、外部のサイトから自社サイトや記事にリンクを飛ばしてもらうことです。
弊社の場合は、Web広告やSEOコンサルティングを行っているため、「大阪のおすすめのSEO会社はこちら!」などの記事で、被リンクを飛ばしてもらうこともあります。
また、有益な記事を書くことで、引用元として紹介されることもありますし、良質な記事をまとめているサイトとして、サイトそのものが紹介されることも多いです。
この場合、Googleからは「第三者からの評価を受けているサイト」と評価され、信頼性が高まり上位獲得がしやすいメディアになります。
そして、被リンクは大きく分類すると以下の二つになります。
- 良質で評価が上がりやすいナチュラルリンク
- 質が低くペナルティを受けやすいスパムリンク
いうまでもありませんが、Googleから評価を受ける被リンクは前者です。
そのため、外部対策の一環として実施するなら、良質な被リンクを獲得するような対策をしましょう。
良質で評価が上がりやすいナチュラルリンク
Googleで評価を受けやすいのは、ナチュラルリンクです。
ナチュラルリンクとは、自然に発されたリンクのことを指し、具体的には以下のようなリンクです。
- 情報の引用元として紹介された
- おすすめサイトとして紹介された
- 商品やサービスを紹介された
- ツールやコンテンツのリンク先として紹介された
執筆するうえで、自然な形で貼るリンクは、Googleから評価されやすくなります。
別サイトから被リンクをもらうことは簡単なことではありませんが、質が高いサイトからの被リンクをもらうことで、サイト全体の評価が高まります。
質が低くペナルティを受けやすいスパムリンク
ナチュラルリンクとは逆に、サイトに悪影響を及ぼすリンクもあります。
スパムリンクと呼ばれており、具体的には以下のようなリンクです。
- 故意で発された関連性のないリンク
- ペイドリンク(購入して発されるリンク)
- 低質なサテライトサイトからのリンク
- 不特定多数のドメインから発される不自然なリンク
これらのリンクは、一時的に評価を受ける場合があるものの、ペナルティがかかりやすくリスキーです。また、以前は効果があったサテライトサイトからのリンクも、現代のSEOではペナルティを受けやすくなっています。
理由は諸説ありますが、文章生成AIによる低質なコンテンツが増えたことが関係していると、弊社では推測しています。
Googleの検索セントラルには、以下のような記載がありました。
検索結果に対するスパム行為に AI が使用されているかどうかは、どのように判断されるのですか?
引用:Google検索セントラル
作成方法を問わずあらゆるスパム コンテンツを特定するため、SpamBrain などのさまざまなシステムでパターンやシグナルを分析しています。
Googleでは、Ai生成による文章の使用を認めており、作成者がAIであれ人間であれ、E-E-A-Tを意識したコンテンツ作成をしていれば、上位表示されると明記しています。
その反面、文章生成AIを使用したスパム行為が横行していることも事実。
メインサイトの評価を上げようと、AIによって作成した低質なサテライトサイトを作成し、リンクを飛ばす人も増えました。
その結果、Googleでサテライトサイトの被リンクが規制されるようになったというわけです。あくまでも推測ですが、サイト内評価を下げないためにも、低質な被リンクは受けないようにしましょう。
SEOにおける被リンクの効果
SEOにおいて被リンクは、非常に重要な役割があります。
被リンクを受けることで、以下のような効果を実感できます。
- 信頼性や権威性が評価されやすくなる
- クローラーがサイトに訪れやすくなる
- DR(ドメインランク)の向上
被リンクは、簡単にもらえない分、もらえた場合の恩恵は大きいです。
信頼性があるサイトから被リンクを受けると、絶大な効果を実感できるため、獲得するための対策を積極的に実施しましょう。
信頼性や権威性が評価されやすくなる
SEOにおいて、被リンクは信頼性や権威性の評価基準になります。
GoogleではコンテンツSEOの考え方として、E-E-A-Tというものがあります。
コンテンツを作成するうえで、Googleが推奨している項目です。
このうちの、信頼性と権威性は、執筆者も重要ですが、外部からの評価も重要です。
- 権威性があるサイトからリンクを受けているか
- 発されたリンクには信頼性があるかどうか
これらを基準に、Googleは被リンクを評価しています。
個人メディアからのリンクではなく、官公庁や自治体からのリンクのほうが評価を受けやすいですし、著名人からのリンクも同様です。
被リンクを受けることで、サイト全体の信頼性や権威性が増し、結果として上位表示されやすいコンテンツになります。
クローラーがサイトに訪れやすくなる
外のサイトから被リンクを受けることによって、クローラーがサイトに訪れやすくなるという効果もあります。Googleは、常に検索結果を改善しようと、サイトを回遊しています。
その際、コンテンツの内容も評価していますが、引用元のリンクやリンク先も評価しています。
信頼できるソースからの引用だと評価を受けやすいですし、前述したように被リンクも同様です。また、被リンクが貼られていると、クローラーがサイトに訪れる頻度が増えます。
その結果、インデックスされやすくなります。
被リンクがすべてではありませんが、複数のサイトからリンクをもらうほど、クローリングの頻度が上がることは事実です。
DR(ドメインランク)の向上
被リンクを獲得すると、ドメインランクの向上にもつながります。
ドメインランクとは、ドメインをスコア化したものであり、スコア値が高いほどインデックスが早く、上位表示されやすいです。
目安を表にしたので、以下を参考にしてください。
ドメインパワーの数値 | 目安 |
0~10 | 新規ドメイン サイト運営初期 |
10~20 | 徐々に上位表示され始める |
20~40 | ミドルキーワードで上位表示が狙える |
40~60 | 競合が高いキーワードでも上位表示が狙える |
60~90 | ビッグワードでの上位表示が狙える |
90以上 | 認知度が高いプラットフォーム (例:Google、Yahoo!など) |
新規ドメインを取得した場合、0からのスタートで、穴場キーワード以外は上位表示が難しいです。しかし、徐々にランクが向上すると、ミドルキーワードやビッグワードでも上位表示が狙えるようになります。
ドメインランクを向上する方法はさまざまですが、被リンク獲得もその一つです。
とくに、信頼性が高いサイトからの被リンクは、ドメインランクを上げる大きな要素になります。また、弊社では、ドメインランクを向上させるための施策を行っています。
被リンク対策以外にも、内部対策や外部対策、コンテンツSEOを行って、サイトの全体的な評価を上げていきます。
弊社で行っている施策は、完全成果報酬型で、ドメインランクが上がらない限りは報酬が派生しません。詳しい概要については、以下のページでまとめているのでご参照ください。
関連記事 >>ドメインパワーを上げる10個の施策を紹介 | 獲得したい目安や上がらない場合の対策は?
被リンクは質と量どっちが重要?
外部サイトの被リンクは、量よりも質が重要です。
いくら被リンクを多く獲得したところで、同一ドメインからの被リンクは、ドメインランクをあげるきっかけにはなりません。
【弊社のドメインランク】
【野良で取得したドメインランク】
まず、弊社のドメインは43スコアで、被リンクが6,100件、参照ドメイン数は141件です。
被リンクの数も多いですが、ドメイン数が多いことから、ドメインランクも高いです。
一方、野良で取得したドメインは、被リンク数1,800件に対し、参照ドメイン数は14件。
ドメイン数のわりに、被リンクを獲得しすぎていて、ドメインランクは3スコアと低め。
このように、一方的にリンクを獲得したところで、参照ドメイン数が少なければ、Googleからは評価されません。むしろ、スパムリンクとして扱われる可能性が高いです。
また、参照ドメイン数が多くても、被リンク元の権威性や信頼性が低い場合も、評価を受けづらいです。信頼性がある質が高いドメインからのリンクのほうが評価されるため、リンクをもらう場合は、質を重視するとよいでしょう。
良質な被リンクを獲得する方法
SEOでサイト内評価が高まる良質な被リンクを獲得するなら、以下の方法を実践しましょう。
- 質が高いコンテンツを作成する
- SNSを活用してサイテーションを増やす
- シェアボタンを設置する
- 関連するメディアと相互リンクをする
- リンク切れを起こしているサイトに問い合わせをする
- 監修元や自社クライアントの紹介記事を執筆する
- 独自の集計データ・アンケートをサイトに掲載する
- 無料DL可能なツール・テンプレートを作成する
- 取材記事を作成する
- プレスリリースを配信する
- インフォグラフィックの作成
- 読者が共有しやすい記事を作成する
これらを意識すると、被リンクを獲得できる可能性が高まります。
ライティング以外にできる対策なので、上位を獲得したい人は参考にしてください。
質が高いコンテンツを作成する
質が高いナチュラルリンクを自然に獲得するなら、質が高いコンテンツを作成しましょう。
ユーザーから評価されるコンテンツを作って、自然とリンクを獲得する手法です。
それぞれ意識したいコンテンツは、以下のとおりです。
- 独自性があるコンテンツ
- 専門性が高いコンテンツ
- 信頼性があるコンテンツ
これらのコンテンツは、Googleが推奨するE-E-A-Tによるものです。
意識して記事を作成することで、ユーザーとGoogleから評価されるので、最終的には上位を獲得できます。
また、質が高いコンテンツを作成する場合は、SEOライティングとコンテンツSEOを意識する必要があります。以下の記事にて、詳しくまとめているので参考にしてください。
>>SEO記事の書き方 | 上位表示させる文章構成や作成方法を紹介
>>コンテンツSEOとは?始め方やコンテンツの作り方を徹底解説
独自性があるコンテンツ
Googleは、上位サイトに含まれている内容を重視しますが、独自性があるコンテンツも重視するようになりました。執筆者にしか表現できないような、独自性が高いコンテンツを作成することで、評価を受けやすくなります。
具体的には、以下のようなコンテンツが挙げられます。
- 体験談や経験談
- 口コミ・評判
- アンケートによる独自の調査
上位サイトに内容を寄せることも大切ですが、+αで独自性がある情報も追加しましょう。
ユーザーによって有益だと判断されれば、SNSで共有される可能性があり、サイテーションの増加にもつながります。評判になれば、被リンクも獲得できるのでおすすめな手法です。
専門性が高いコンテンツ
専門性が高いコンテンツに関しても、Googleは評価の対象にしています。
対策キーワードに対して、どのくらい理解しているかがカギで、専門的な内容で執筆する必要があります。
例えば、「被リンク獲得方法」というテーマで執筆する場合、被リンクを獲得する際に必要な方法についての記事を執筆します。その際、SEOに対しての知識が深いと、横展開でさまざまな情報をユーザーに提供できます。
競合サイトには書かれていないような情報を、より深く追及して執筆することで、ユーザーを納得させましょう。
信頼性があるコンテンツ
信頼性があるコンテンツも、被リンクを獲得するうえで重要です。
Googleでは、書き手よりも内容を重視しているとはいえ、どのような人が書いたかも重視しています。
例えば、「SEO」というテーマで執筆する場合、マーケター歴が長いベテランの人ほど、権威性があるため発言に信頼性があります。
一方、ライティング歴1年の駆け出しライターが同じテーマで書いた場合、信頼性はありません。
また、サイトや運営者が本当に信頼できるかどうかというサイト全体の基準も重視したいところです。全体的に質が高いと判断されれば、被リンクも獲得しやすくなります。
最新情報を常に更新する
最後に、最新情報を常に更新するという点です。
提供する情報が古いと、ユーザーファーストな記事ではないので、順位下落につながります。そのため、定期的にリライトをするなどして、対策しましょう。
リライトをする際は、以下のことを意識します。
- 競合に含まれている情報を網羅する
- 独自性がある情報を追加する
- 状況に応じて監修者を用意する
GoogleはE-E-A-Tに基づいたコンテンツ作成を重視しており、リライト時も同様です。
情報を網羅しつつ、独自性がある情報を含めて、記事を更新することが大切です。
良質なコンテンツを作れば、ユーザーから評価され、被リンクを獲得するきっかけにもなります。
SNSを活用してサイテーションを増やす
被リンクを獲得するためには、サイテーションを増やすことも一つの方法です。
サイテーションとは、記事に対する反応や言及のことをさします。
ECサイトを例に挙げると、新商品や話題になる商品を販売すると、それだけでSNSで拡散されます。その結果、SNSを中心に人気が広まり、サイテーションが増えます。
サイテーションが増えると、公式サイトへ誘導するリンクも増えるため、被リンク獲得につながるわけです。
また、サイトの信用性を高める意味でも、サイテーションの増加は必要です。
SNSにて、会社名や商品名、サービス名などが共有されると、権威性が上がります。
その結果、知名度が上がりサイトが上位表示されやすくなるため、被リンクも増加します。
- X(旧:Twitter)
- TikTok
- YouTube(ショート動画)
対策をするなら、ブログだけではなく上記のSNSを活用してオウンドメディアとして運用するとよいでしょう。また、弊社ではオウンドメディアの運用がわからない方のために、オウンドメディア運用コンサルを行っています。
オウンドメディアの基礎が学べるコンサルになっているので、詳細が気になる方は以下のページをご参照ください。
シェアボタンを設置する
こちらもサイテーションを増やすための施策です。
ユーザーが記事を閲覧した際に、内容をシェアできるように、SNSの共有ボタンを記事最下部に設置します。あるいは、シェアボタンが追従するウィジェットを使って、常に共有できるような設定をするのもよいでしょう。
記事がSNSでシェアされると、以下のような効果があります。
- ほかのユーザーに記事が閲覧される(SNS流入)
- サイテーションが増加する
- バズる可能性がある
オウンドメディアを運用していない限り、記事への検索流入はSEOが大多数を占めます。
しかし、シェアボタンを設置して記事が共有されると、SNSからの流入が増えます。
面白かったり、ためになったりした場合は、SNSで話題になりサイテーションが増加することも。さまざまなSNSで共有できるように、複数のシェアボタンを設置するとよいでしょう。
関連するメディアと相互リンクをする
被リンクを獲得する際、営業をかけることも少なくありません。
その場合、関連するメディアに営業をかけると相互リンクがもらえる可能性があります。
弊社の場合は、Web広告やSEO対策を行っている会社で、同業他社との相互リンクも実施しています。例えば、「SEO対策 大阪」というキーワードでは、大阪でSEOの外注ができる会社を紹介しました。その際、同じ記事を書いている会社から、被リンクを飛ばしてもらいました。
このように、同業の記事を執筆することで、リンクをもらう方法もあります。
Googleからしても、不自然なリンク誘導ではないため、高く評価されます。
リンク切れを起こしているサイトに問い合わせをする
被リンクは、リンク切れを起こしていると効果を発揮できません。
仮に、リンク切れを起こしている被リンクを見つけたら、被リンク元のサイトに連絡をして、新しいリンクを掲載するように伝えましょう。
Ahrefsを使用すると、リンク切れを起こしているサイトをチェックできます。
リンク切れページを一覧で表示できるほか、リンクが切れている元サイトへのアクセスも可能です。運営元からしても、リンク切れを放置していると、サイトにとって悪影響になるので改善したいところ。
逐一サイトをチェックするなどして、リンクが切れていたら問い合わせるようにしましょう。
監修元や自社クライアントの紹介記事を執筆する
SEOコンサルティングを行っている場合は、監修元や自社クライアントの紹介記事を執筆すると、相互リンクがもらえる可能性があります。
ドメインランクが大きいサイトから被リンクをもらうと、SEOにおいて非常に強力な武器になるので、掲載許可をとるなどして執筆しましょう。
また、紹介記事を執筆すると、以下のようなメリットが挙げられます。
- 実績として紹介でき問い合わせが増える可能性がある
- 大手企業からの被リンクを獲得できる可能性がある
相互リンクをすることになった場合、監修元やクライアントのサイトでも自社メディアを紹介してもらう必要があります。
その際は、手間がかからないように、自社紹介記事も合わせて納品すると掲載までスムーズです。
独自の集計データ・アンケートをサイトに掲載する
ナチュラルリンクを獲得したいなら、独自の集計データ・アンケートをサイトに掲載するとよいでしょう。別のサイトには掲載されていない統計データを掲載することで、被リンクを獲得する手法です。
ここで意識したいことは、情報ソースを明確にすることです。
アンケートを取る場合も相当数必要ですし、根拠に基づいた情報を記載しましょう。
また、やみくもにアンケートを掲載するだけでは、データを引用されることはありません。
- アンケート集計だけの記事を作成する
- 複数のアンケートを結果を1ページにまとめる
- PDF形式でダウンロードできるようにする
これらを参考にアンケート結果を掲載することで、引用されやすくなります。
無断で使用されることもあるため、ページに一言「引用する際は引用元としての表記をお願いします」と書いておきましょう。
無料DL可能なツール・テンプレートを作成する
公式サイト内に、ダウンロード可能なツールやテンプレートを掲載すると、被リンクが獲得できます。この方法は、ツールやテンプレートを作る技術が必要なので、できる人は限られますが、大幅にリンクを獲得できる方法です。
SEO関連で説明するなら、ドメインランク計測ツールが一般的です。
例えば、こちらのアクセスSEO対策ツールズが公開している、パワーランクチェックツール。1日3回まで無料でドメインランクをチェックできることから、様々な人が利用しています。
こちらは、ツール提供元サイトのドメインランクと被リンク獲得状況です。
ドメインランクは62スコアと高く、被リンクの数は8,400件、参照ドメイン数は1,000件と非常に多いことがわかります。
ツールを作る時間と手間はかかるものの、知名度が上がれば一気に被リンクを獲得できるため、おすすめの手法です。
取材記事を作成する
SEO記事とは別に、取材記事も作成すると、被リンクを獲得しやすくなります。
取材記事は、独自性が非常に高い内容で構成され、その執筆者にしか書けない「経験」を意識したコンテンツなので、SEOでは優遇されます。
そのため、記事が上位表示されやすく、取材内容によってはYahoo!ニュースなどのニュースサイトに掲載される可能性も高いです。
この場合知名度が上がり、サイテーションも増加するほか、信頼できる情報の引用元として、被リンクを獲得できる可能性があります。
その分、取材スキルや、取材した内容を記事に落とし込む必要があるため、SEO記事よりも難易度が高いとされています。
インフォグラフィックの作成
インフォグラフィックとは、テキストやデータを可視化したものであり、視覚的に表現することで、ユーザーは記事を読み進めやすくなります。
アンケート結果との相性がよく、統計データをグラフや表、チャートでまとめることによって、視覚的に表現が可能です。
近年、Googleの検索結果に画像が表示されるようになったことから、SEOで上位が獲得できなくても、インフォグラフィックを作成して画像が表示されると、画像からの検索流入が増えます。
また、インフォグラフィックのデータを引用して、記事を執筆するメディアも多く、引用元として被リンクを獲得できることもあります。
被リンク獲得時の注意点
被リンクを獲得する場合は、いくつか注意点があります。
場合によっては、マイナス評価を受ける可能性があるため注意しましょう。
それぞれ紹介すると、以下のとおりです。
- 質が悪い被リンクを獲得しない
- ペイドリンクは使わない
- ワードサラダを用いたサテライトサイトからのリンクを飛ばさない
被リンクはSEOにおいて重要ですが、不正な方法で獲得した場合はペナルティを受ける可能性があります。正しい方法で獲得して、サイトの評価を高めることが重要です。
質が悪い被リンクを獲得しない
被リンクのなかには、質が低いものもあります。
そのようなリンクは、Googleからの評価を下げるだけではなく、サイト全体の評価が下がってしまうので、注意が必要です。
具体的には、以下のようなリンクが挙げられます。
- 脈絡なくリンクだけ飛ばされた場合(関連性がない記事)
- リンクだけを集めたページ
- サテライトサイトを作って飛ばす自作自演のリンク
- スパムリンク
これらの被リンクは、検索結果に悪影響を及ぼすので注意が必要です。
また、意図的にスパムサイトから悪質な被リンクを送って、サイト評価を下げるような業者もいます。この場合、サーチコンソールにてリンクを否認する設定をしましょう。
サイトに登録することで、特定のサイトから被リンクを受けない設定にできるため、スパムサイトからの対策が可能です。
ペイドリンクは使わない
ペイドリンクも、質が悪い被リンクとして判断されるのでおすすめしません。
ペイドリンクとは、リンクを購入して被リンクを飛ばしてもらうことであり、SEOの外部対策の一環として行われることが多いです。
以前までは効果があった手法で、ドメインランクが高いサイトからリンクを受けることによって、インデックスが早まったり、上位表示したりしていました。
しかし、現代のSEOでは、以下の観点から効果を実感できません。
- スパムリンクとして扱われる
- 不自然なリンクとして判断される
- 関連性がないリンクは評価の対象外
一番は、スパムリンクとして扱われる点です。
ペイドリンクは、購入した時点で被リンクが飛ばされることが多く、これまで被リンクがなかったサイトから、いきなりリンクが送られるとスパムリンクの扱いを受けます。
そのほかにも、不自然なリンクとして判断され、ペナルティを受けることもあります。
これらのことを考えると、質が悪い被リンク同様にペイドリンクも受けないようにしたほうがよいでしょう。
ワードサラダを用いたサテライトサイトからリンクを飛ばさない
文章生成AIが登場して以来、ワードサラダにて被リンク対策をするサイトも増えました。
ワードサラダとは、単語だけを用いて生成された文章のことであり、脈絡が合わない文章が生成されることから、スパムサイトの対象です。
しかし、場合によっては上位を獲得できる場合もあり、ドメインランクも高くなることから、被リンクを飛ばしてリンク先の評価を上げる方法もあります。
いうまでもありませんが、この手法はSEOではマイナス評価を受けやすく、ペナルティがかかり順位が下がるどころか、検索結果から圏外に飛ばされてしまいます。
また、GoogleはAi生成コンテンツに対して、以下のような見解を述べています。
Google 検索では、質の低い AI 生成コンテンツによって検索結果が占領されてしまわないよう、どのような対策を講じていますか?
コンテンツの有用性を判断するためのシステムや、オリジナルのニュース報道を優先するためのシステムなどを導入しています。そうしたシステムは定期的なアップデートにより、常に改善が図られています。引用元:Google検索セントラル
自動生成かどうかはさておき、不自然に生成された文章は、ペナルティの対象になります。
ワードサラダも同様で、正しく生成された文章なら評価の対象になりますが、単語を羅列しただけのサイトは、ペナルティを受けるため使用しないことが大切です。
被リンクの変動がチェックできるツール
被リンクの変動を確かめる場合は、ツールの使用をおすすめします。
複数のツールがありますが、無料・有料含め以下のツールはおすすめです。
- サーチコンソール
- SEMRUSH
- Ahrefs
SEMRUSHやahrefsは有料ツールですが、リンク切れもチェックできます。
状況次第では、被リンクの営業をかけるチャンスにもなるため、見落とさないようにチェックしましょう。
サーチコンソール
サーチコンソールでは、被リンクの変動をチェックできます。
被リンクを確認する場合は、メニューから「リンク」を選択しましょう。
被リンクがあると、「外部リンク」という項目に、リンクされているページが表示されます。参照ドメイン数は、「上位のリンク元サイト」に表示されます。
サーチコンソールは無料で利用できるツールなので、コストをかけずに分析したい方におすすめです。
SEMRUSH
SEMRUSHは、全世界で使用されているSEOツールであり、競合分析はもちろんですが、SNSやSEMといったジャンルでのリサーチも可能な分析ツールです。
被リンクの調査も可能で、ドメインランクのほかに、参照ドメイン数や、被リンクを受けている数をリサーチできます。
また、そのほかにも以下の機能を利用できます。
- リンク切れを起こしているURLの表示
- 競合サイトの被リンク数・参照ドメイン数のリサーチ
- 有害性が高い被リンクの検出機能
被リンク調査においては、十分すぎる機能を搭載しているため、本格的にSEOをする方にとってはおすすめなツールです。
Ahrefs
Ahrefsも、SEMRUSH同様にSEO全般の分析ができるツールです。
被リンクについても調査が可能で、被リンクの数や参照ドメイン数のほかに、ドメインランクや獲得キーワード数なども確認できます。
そのほかにも、以下の項目がチェックできます。
- リンク切れを起こしているドメインのリサーチ
- アンカーテキストを一覧で表示(内部リンクのリサーチができる)
- 著者リンクの表示(権威性が高いリンクのリサーチができる)
このように、被リンクにおけるさまざまなリサーチができるほか、SEO全般のリサーチと分析ができるツールなので、本格的に対策を考えている方は利用を検討してください。
まとめ
被リンクは、SEOをするうえで重要な要素です。
現代のSEOは、ライティングだけでは上がりづらいため、被リンク対策やそのほかの外部対策・内部対策をすることが大切です。
そのなかでも、被リンク対策は非常に難易度が高く、なかなか獲得できずに悩む人も少なくありません。しかし、良質なコンテンツを作成したり、ユーザーにとってためになるコンテンツを作成したりすると、サイテーションが増加し、最終的には被リンクを獲得できます。
それでも難しい場合は、弊社が行っているドメインランクアップ施策を実践することも方法に一つ。完全成果報酬型で、ドメインランクが上がるまで料金はかかりません。
被リンク獲得よりも絶大な効果を期待できることから、サイト全体の評価を高めたい方におすすめです。以下の記事で詳細をまとめているので、参考にしてください。