「SEOとはそもそも何の略?」

「SEO対策をこれから始める初心者は具体的に何をすればいい?」

SEO対策を自分で始めたいけど対策の手順が分からずお悩みではないでしょうか?

結論から言うと、SEOとは検索エンジン最適化を意味するSearch Engine Optimizationの略称です。

そしてSEO対策とは、SEOを通じて自社のWEBサイトを検索ページ上で上部に表示させる施策全般を指します。

当記事では、SEO対策の初心者の方に向けてSEO対策の方法を具体的に解説していきます。

Google検索の仕組みやSEO対策をした後の分析方法も併せて紹介するので、自分でSEO対策をこれから始めようとしている人もぜひ参考にしてください。

意味がないと言われることもあるSEO対策ですが、ユーザーとGoogleに寄り添い、結果が出るまで粘り強く対策することで上位表示が期待できるでしょう。

  • SEO対策をこれから始めようとしている人
  • SEO対策の具体的な手順が知りたい人
  • SEO対策専門の会社に任せたいと考えている人
目次
  1. SEOとはサイトを最適化して検索上位に表示させる施策
  2. SEO対策で期待できる3つのメリット
    1. 広告を出すより費用対効果が高い
    2. 上位表示させることでブランディング効果もある
    3. サービスに対するユーザーの集客力が高まる
  3. SEOで検索エンジンの順位が決まる仕組み
    1. クローラーと呼ばれるロボットがウェブサイトの情報を集める
    2. Google上に登録されてウェブ上に表示される
    3. 検索順位が評価基準に基づいてランク付けされる
  4. SEO対策はGoogleの考えを学ぶことが重要
    1. Googleの10の事実を抑えたコンテンツを意識する
    2. E-A-Tの要素を取り入れて信頼されるサイトを作成する
    3. YMYLは金融情報や人の人生に関わる情報に関わるガイドライン
  5. 内部対策で自サイトをグーグルに認識させる
    1. タイトルは一目で内容が分かるようなキーワードを入れる
    2. メタディスクリプションを適切に設定してクリック数を上げる
  6. 外部対策で権威性の高いサイトから評価をもらう
    1. 被リンクを獲得することで信頼性が高まる
    2. サイテーションの獲得は知名度の向上に繋がる
  7. コンテンツ対策は良質な内容を更新し続けることが重要
    1. キーワード選定はターゲットと目的を明確にして行う
    2. 競合を分析して独自性の高いコンテンツ作りをする
  8. SEOでサイトを上位表示させる方法3つ
    1. ユーザーが求めている情報を記載する
    2. 権威性や信頼性が高い品質のものを作成する
    3. モバイルフレンドリーに対応する画面構築をする
  9. サイトを公開した後はSEOツールで必ず効果測定を行う
    1. 順位計測ツールGRCで順位の追跡を行う
    2. Google Analyticsでサイトの滞在時間や訪問者を分析する
  10. SEO初心者におすすめの事前準備
    1. データ分析ツールの導入をする
    2. WordPressのテーマを適切に設定する
    3. 自社の現状分析をして今後の戦略を考えやすくする
  11. SEO対策でよくある質問
    1. SEO対策は意味がない?
    2. SEO対策のデメリットとは?
    3. SEO対策を自分でするには?
  12. SEO対策を会社に任せたい方へ

SEOとはサイトを最適化して検索上位に表示させる施策

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で「検索エンジン最適化」を意味しています。

検索エンジン最適化は、サイトを検索エンジン向けに改善するプロセスです。また、このプロセスを仕事として担当する人の肩書きとしても使われます。

引用:Google検索セントラル

分かりやすく言うと、Google検索において自社のWebサイトを上位表示させる対策全般を指します。

検索エンジンにコンテンツを正しく評価させることで、ユーザーが検索エンジンから自社のサイトにアクセスできるようにします。

そのため、SEO対策を通じて自社サイトに訪れ流人を増やすことが可能です。

ブランディングの役割も果たしてくれるため、SEO対策は集客をする際にとても役に立つといえます。

SEO対策で期待できる3つのメリット

SEO対策では以下の3つのメリットがあります。

  • 費用対効果が高い
  • ブランディング効果が高い
  • 上位表示させることでサービスに対する集客力が高まる

SEO対策は無料で始められ、上位表示させることで収益源になるため費用対効果が高いです。

また、上位にあればあるほど目につくためブランディング効果もあります。

さらに、認知度が上がることで集客にも良い影響が出てくることがSEO対策のメリットだといえます。

広告を出すより費用対効果が高い

SEO対策は広告を出すより費用対効果が高いというメリットがあります。

費用対効果の比較 SEO リスティング広告
料金 無料 有料
ターゲティング 無し 有り

理由は、リスティング広告ではGoogle上に掲載するのに確実に費用が掛かるのに対して、SEOは無料でWEBページに表示させることができるからです。

また、SEOではターゲティングは行わないため、検索ユーザーに対する窓口が広く、関連ワードで検索したユーザーが自社サイトに訪れてくれることがあります。

このようにSEOは無料でWEBサイト上に表示が可能であり、上位表示させることで新規顧客を獲得することも可能です。

上位表示させることでブランディング効果もある

SEO対策を行って上位表示させることでブランディングの効果もあります。

理由は、WEBサイト上で上位にあるサイトは目につきやすく、〇〇と言えばこの会社と認知してもらいやすくなるからです。

ブランディング効果
検索順位 1位 2位
クリック数 28.5% 15.7%

上記のように検索順位が1位では28.5%、2位では15.7%とクリック数が約半分になってしまうため、知名度にもかなり影響してくるといえるでしょう。

そのため、SEO対策では検索ユーザーにどう見られたいかを考えながらサイト構築していくとよいでしょう。

参考:Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid|SISTRIX

サービスに対するユーザーの集客力が高まる

SEO対策することでサービスに対する集客力を高めることができます。

これは、検索母数が多いキーワードで上位表示された場合、広くユーザーが自サイトに訪れてくれるからです。

しっかり対策をした上でGoogleが自社サイトを高く評価した場合、上位にとどまり続けられる可能性があります。

さらに、それに比例して自社や自社サービスに対する認知度も高まります。

SEOで検索エンジンの順位が決まる仕組み

SEO対策の知識で大切な順位を決める仕組みは以下の通りです。

  • クローラーと呼ばれるロボットがウェブサイトの情報を集める
  • Google上に登録されてウェブ上に表示される
  • 検索順位が評価基準に基づいてランク付けされる

検索順位はGoogleが決めたアルゴリズムに基づいて決まるため、Googleに関する知識をしっかりとおさえておきましょう。

クローラーと呼ばれるロボットがウェブサイトの情報を集める

クローラーとは、WEB上にある無数のサイトを巡回して検索順位に関する要素を集めているロボットのことです。

クローラーは以下のファイルを読み込んで順位決定の一端を担っています。

  • HTML
  • テキスト
  • 画像
  • 動画
  • CSS
  • JavaScript
  • PDF

Googleのクローラーはユーザーの目につくファイルを主に読み込んで評価していきます。

そのため、上位表示させるには上記のファイルの改善が必要であるといえます。

Google上に登録されてウェブ上に表示される

自社サイトをGoogleの検索エンジン上に登録してもらうことをインデックスと言います。

インデックスされることでやっとユーザーの目に触れる場所に表示されることになります。

しかし、SEO対策をしたサイトを公開してから数日から長くて数週間かかることもあります。

長時間かかっている場合にはGoogle Search Consoleにインデックス依頼を出すことができます。

  • Google Search Consoleにログイン
  • メニューからURK検査を選択
  • 登録させたいURLを入力
  • インデックス登録をリクエスト

他にもユーザーやGoogleに認識してもらうためにGoogle Search Console上でサイトマップを作成するという方法もあります。

このように、ただWEB上に自サイトが登録されるのを待つのではなく、できる対策を随時行っていきましょう。

参考:サイトマップについて|Google検索セントラル

検索順位が評価基準に基づいてランク付けされる

クロールとインデックスを経て最終的にGoogle独自の200以上の厳格な評価基準に基づいてサイトのランキングが決まっていきます。

  • 検索キーワードとサイトの関連性はあるか
  • ユーザーファーストな内容になっているか
  • 外部リンクの挿入による信頼性はどうか

これがそのままWEBサイト上に掲載される順位となるので対策が必要な部分となってきます。

Googleに評価されることも大事ですが、その前にユーザーに評価されることも大切になってきます。

そのため、有益性や信頼性の観点から自信を持って世に出せるのかなどを考えながら構築していきましょう。

参考:厳格なテストで検索機能を改善|GoogleSearch

SEO対策はGoogleの考えを学ぶことが重要

SEO対策をするにあたってGoogleのアルゴリズムを理解していくことが大切になってきます。

Googleが大事にしている考え方を実践することは順位向上への近道と言えるからです。

Google

ガイドライン

E-A-T YMYL
記事に信頼性があるか 人の人生に直結するコンテンツ内容に誤りがないか

具体的にE-A-Tと呼ばれる良質なサイトを見極める指標では、信頼性のあるコンテンツ作りが求められます。

さらにYMYLというガイドラインでは人の人生に関わる情報で誤った情報を掲載した場合低評価になります。

そのため、Googleの考えを学ぶことが重要だといえます。

Googleの10の事実を抑えたコンテンツを意識する

下記はGoogle社設立当時から大事にされている考え方で「Google が掲げる 10 の事実」と呼ばれています。

1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。

参考:Googleが掲げる10の事実|Google

この考え方に沿ってサイト構築していくことで評価が上がることが期待できます。

例えば、1番目に関してはユーザーのUIやUXに焦点を置いたサイト構成にすることが需要だということです。

さらに、5番目に関しては、パソコンだけでなくスマートフォンでも見やすいサイト作りすることが必要です。

E-A-Tの要素を取り入れて信頼されるサイトを作成する

E-A-Tとは良質なサイトを選別するための指標です。

  • E:Expertise(専門性)
  • A:Authoritativeness(権威性)
  • T:Trustworthiness(信頼性)

Eの専門性では、そのサイト自体が1つのトピックについて構成されていることを評価します。

美容系のサイトを保有している際に脱毛やエステサロンについての記事を出稿していることなどが例に挙げられます。

Aの権威性では、外部からの評価や認知度についてを評価します。

SNSなどで拡散さたり、他のサイトでもリンクなどがつけられ紹介などがされている場合などが例として挙げられます。

Tの信頼性では、SSL化といって通信情報を暗号化する安全面や出典者が信頼できるのかなどを評価します。

内容がコピペであったり、出典者の明記がなく匿名性が高い場合には評価が落ちてしまいます。

このようにE-A-Tのガイドラインを守っていくことがGoogleに評価してもらう第一歩になるでしょう。

YMYLは金融情報や人の人生に関わる情報に関わるガイドライン

YMYLとは検索品質評価ガイドラインの1つで「Your money, Your life」の略です。

トピックは、病院やカードローン、法的な問題に関する情報などが挙げられます。

これらのトピックはユーザーの人生や健康に影響を及ぼすものであるため厳格にチェックされます。

そのため、YMYLのガイドラインでは間違った情報を記載した場合評価が下がってしまいます。

参考:General Guidelines|Google

内部対策で自サイトをグーグルに認識させる

SEOにおいての内部対策ではタイトル設定などコンテンツ内容を向上させるための対策が必要です。

SEO対策の第1歩目はGoogleに読み取ってもらうことが重要になってくるからです。

そのため、1番はじめに目につくタイトルの部分には対策キーワードを左寄せで入れてください。

さらにメタディスクリプションは読み手の興味を促す文を作成してクリック率を上げられるようにしましょう。

タイトルは一目で内容が分かるようなキーワードを入れる

タイトルを付ける際に必要になってくるポイントは以下の3点です。

  • 一目で分かる内容にする
  • 対策キーワードを入れる
  • 対策キーワードは左詰めにする

まず、何を伝えたい記事なのかがユーザーに伝わらないと記事をクリックしてもらえません。

そのため、本文内容との乖離をなくして内容を伝えられるタイトルを設定しましょう。

次にタイトルを設定する際には対策キーワードを入れ込むことが基本です。

キーワードを入れることで需要のある検索ユーザーにダイレクトに届けることができるからです。

さらに対策キーワードはWEBサイト上に速くインデックスされるように左詰めで設定しましょう。

理由としては、Googleのクローラーが文章を左から読み込んでいくからです。

メタディスクリプションを適切に設定してクリック数を上げる

ディスクリプションとは検索ページに出てくる短い説明文のことです。

ユーザーが検索した際にタイトルの次に目につくことになるため、適切に設定することが大切です。

内容としてはタイトルで説明しきれなかった補足の内容を記載しましょう。

順位には直接影響はしませんが、読みたくなるディスクリプションを書くことでCTR(クリック数)の向上が期待できます。

CTRの改善をすることで集客の方にも良い影響を及ぼすため、見たいと思えるようなディスクリプションを掲載しましょう。

外部対策で権威性の高いサイトから評価をもらう

SEO対策を強化する上で外部のサイトから評価してもらうことも重要になってきます。

理由は、外部のサイトに自社サイトのリンクを張ってもらうことで権威性が高まるからです。

しかし、下記のような自作自演の場合はリンクスパムというガイドライン違反になってしまうため注意しましょう。

・過剰な相互リンク(「リンクする代わりにリンクしてもらう」)や、相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成する
・自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成する

参考:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー|Google

外部対策では権威性を保ち、信頼性を得るために適度にリンクを挿入することが大切です。

被リンクを獲得することで信頼性が高まる

外部対策の1部として被リンクを獲得することが大切です。

  • 良質なコンテンツを作る
  • サイト内にシェアボタンを作成する
  • 自らSNSなどで拡散する

良質なコンテンツとは、「他の困っている人にも知ってほしい」と思ってもらえる記事のことです。

そのためには信頼性が重要になってくるでしょう。

さらにシェアボタンを設置したりSNSで拡散することで集客数も比例して増加する傾向にあります。

そのため、上記のような方法で被リンク対策を行って適切に獲得していきましょう。

サイテーションの獲得は知名度の向上に繋がる

サイテーションとはブランド名や会社の住所について他サイトに書いてもらうということです。

  • SNSでサイト名について言及する
  • 分かりやすいサービス名や会社名にする

被リンクと違い、リンクは張りませんが認知度が得られることがメリットとして挙げられます。

認知が得られることで指名検索(企業名やサービス名などでのオーガニック検索)が増えることが期待きます。

ただし、「〇〇(自社名)がおすすめです。」と紹介される中で会社名がフルネームではない場合は反映されないため注意が必要です。

またサイテーション獲得については以下の対策を参考にしてみてください。

コンテンツ対策は良質な内容を更新し続けることが重要

内部・外部対策と同じく大切になってくるのがコンテンツ対策です。

  • 対策キーワードはターゲットと目的に沿ったものを選ぶ
  • 競合分析をしながら独自性の高いコンテンツを作り出す

コンテンツ対策を確立することで集客が安定しやすくなるからです。

さらに良質コンテンツを作り続けることでサイト自体の認知度にも関わってくることも事実です。

そのため上記のような対策方法を念頭に置いてコンテンツ作りをしていきましょう。

キーワード選定はターゲットと目的を明確にして行う

対策キーワードはサイトに沿った目的で適切なターゲットを見極めて選んでいきましょう。

コンテンツがターゲットの悩みを解決してはじめて需要のあるサイトという認識がされるからです。

手順としては、まず核となるユーザーの悩みの部分を書きだして付随する部分をジャンル分けをしていきましょう。

ここでは、検索欄のサジェスト部分はユーザーの疑問を可視化した重要なヒントとなるためそちらも必須で確認しましょう。

次に、1位が狙えて検索ボリュームの少ないスモールワードからビックワードに転換していく形でコンテンツを作成します。

1個のテーマに対して記事内容がかけ離れているとサイト自体の専門性が低くなるため注意が必要です。

競合を分析して独自性の高いコンテンツ作りをする

コンテンツ作りの際に重要になってくるのが競合分析です。

  • 競合の見出し内容
  • 競合のキーワード比率
  • 競合の文字数

理由としては、競合分析をすることで他のサイトに足りない要素を見つけることができるからです。

さらに、その要素を見つけて差別化したコンテンツを作成でき、Googleが新しいコンテンツだと認識してくれることも事実です。

ユーザーの検索意図を満たすコンテンツ作りも大事ですが、似たような内容にならないようにだけ注意しましょう。

SEOでサイトを上位表示させる方法3つ

SEO対策の目的はサイトを検索エンジン上に上位表示させることです。

  • ユーザーが求めている情報の掲載
  • 権威性や信頼性の高いコンテンツを作成
  • モバイルフレンドリーに対応する画面の作成

そのためには主に3つのことが大切になってきます。

まずはユーザーに需要を再検索ワードやPAAなどから読み取り記事作成していきましょう。

また、正しい情報を届けるために権威性や信頼性に関しての質は担保されてなければなりません。

さらにモバイル端末にも対応した画面構築をすることでGoogleからの評価も上がります。

上記を実践して質が高く上位表示してもらえるようなコンテンツ作りをしていきましょう。

ユーザーが求めている情報を記載する

コンテンツ作りをする上でユーザーの気持ちになるということが大切です。

検索エンジン上ではユーザーが求めている記事が評価される仕組みになっているからです。

例えば「脱毛サロン おすすめ」と調べる人はおすすめサロンだけでなく「肌をきれいにしたい」という潜在ニーズが隠れている可能性があります。

その場合は、脱毛の効果が発揮できるような自宅ケア方法を掲載するなど工夫ができます。

さらに再検索ワードやPAA(他の人はこちらも質問)を見ながらコンテンツ内にQ&Aを設けるのもおすすめです。

そうすることでユーザーの疑問を解決するコンテンツとしてGoogleの評価対象になるでしょう。

権威性や信頼性が高い品質のものを作成する

記事コンテンツ作成するにあたって権威性や信頼性を意識しましょう。

権威性や信頼性を高める方法は以下のとおりです。

  • コピペの文章を書かない
  • 引用をする際には出典を必ず明記する
  • 監修者を付ける

理由としてはユーザーに正しい情報を届けて高品質なサイトであると認識してもらうためです。

Googleの観点でいうE-A-Tというのガイドラインに違反して低評価がつかないようにするためでもあります。

これらの方法を実践してGoogleにもユーザーにも喜ばれるコンテンツ作りをしていきましょう。

モバイルフレンドリーに対応する画面構築をする

モバイルフレンドリーとは、スマートフォンユーザーでも快適で見やすい画面デザインをすることです。

これにするべき理由は検索ユーザーのモバイル端末利用者の割合がPC利用者を超えているからです。

「スマホ」でのインターネット利用者は全体の85%。対して「PC」での利用者は46%。
参考:【LINE】〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2017年上期)|LINE

さらにGoogleは2015年にモバイル端末の使いやすさにも基づいて順位が決まるアップデートを発表しています。

それによりモバイルフレンドリーであることは直接順位にも影響することが分かります。

そのため、できるだけ文章を短くしたり、色マーカーで見やすくするなどモバイルユーザーに寄り添う形で構築していきましょう。

自社のサイトが対応しているか気になる人は、Googleがリリースしているモバイルフレンドリーテストを試してみてください。

参考:モバイルフレンドリーテスト|Google

サイトを公開した後はSEOツールで必ず効果測定を行う

SEO対策では記事コンテンツを公開した後も分析を行うことが必要です。

主な効果測定ツールは以下の2つです。

  • GRC:順位チェックツール
  • Google Analytics(グーグルアナリティクス):サイト訪問者分析ツール

効果測定を行う際には以上のツールを使ってみてください。

新規記事を公開して上位に一発で上がればいいですが、そうでない場合修正を繰り返して上げていくのが基本だからです。

順位計測ツールGRCで順位の追跡を行う

GRCでは検索順位公開後の順位をGoogle、Yahoo!、Bingごとに見ることができます。

新規記事公開の際に登録しておくことで画面のグラフ上で順位の推移を確認することも可能です。

そのため、順位が極端に下がった際には早期に対応することができます。

また、徐々に順位が上がっている記事に対してはリライトと言って修正をかけて順位向上を促すことにも繋がります。

簡単な操作で確認作業ができるためぜひ取り入れてみてください。

GRCは多少制限はありますが無料版もあるのでそこもおすすめポイントです。

Google Analyticsでサイトの滞在時間や訪問者を分析する

SEO対策に必須のツールであるGoogle Analyticsでは以下のような機能があります。

  • サイト内での滞在時間が見れる
  • ユーザーの訪問経路が見れる
  • ページビュー数の集計ができる
  • 直帰率が確認できる

上記のような機能を用いて新規記事の修正を行っていく形になります。

例えば、直帰率が高い場合にはタイトルと内容の相違やページ読み込み速度に問題がある可能性があります。

その場合には記事内容と見出しの見直し、そしてページ遷移の秒数を3秒以内にするなどシステムの見直しをしてみましょう。

SEO初心者におすすめの事前準備

SEO対策初心者の方は下記のものを準備してください。

  • データ分析ツールの導入
  • WordPressのテーマ設定
  • 自社の現状分析と戦略考察

SEO対策を始める際に分析という過程は必須になってくるため、まずはツールの導入を行ってください。

次にWordPressのテーマ設定をして本格的に記事コンテンツ作成に入っていきましょう。

また、それと同時にサイト自体がGoogleに登録されているかも確認しておいてください。

自分で始めようと思っている人はまず上記の3ステップを行って記事コンテンツ作成の準備をしていきましょう。

データ分析ツールの導入をする

まずはじめにGoogle Search ConsoleとGoogle Analyticsの導入を行いましょう。

  • 狙ったキーワードでユーザーがサイトに入ってきているのか
  • 狙ったキーワードで上位になれているか
  • 見てほしいページをユーザーが見てくれているか

Google Search ConsoleとGoogle Analyticsは今後SEO対策をする上で必須になってくるツールです。

具体的には、クリック率や平均掲載順位、そして訪問ユーザーの離脱率などの動向を調べることができます。

どのようなキーワードで拾われているのかも見ることも可能です。

それにより、記事作成後にどのようにすれば改善していくのかの戦略が立てやすいです。

新規記事を公開した後にリライト(記事修正)をする際にしっかりと役立てていきましょう。

WordPressのテーマを適切に設定する

WordPressはサイトの管理などが手軽にできます。

  • 画面表示速度はどうか
  • パンくずリストをサイト内に作成できるか
  • レスポンシブデザイン(モバイルなどにも対応)であるか

SEO対策ができるかどうかという視点で上記のもの基準に選択してください。

様々な用途別でテーマが設定できますが、中にはSEO対策に沿っていないものもあるので注意が必要です。

画面表示速度が遅いサイトはGoogleからは低評価をもらい、ユーザーは離脱率などが高まります。

そのため表示速度が速いページ、そして場合によってはレンタルサーバーに関しても検討してみてください。

自分がサイトのどこにいるのかを表示するパンくずリストを作成できるかも確認するポイントです。

これを設置しておくことでユーザーの導線がスムーズになります。

また、モバイル機器にも対応しているレスポンシブルデザインを選んでください。

これは直接SEOの評価にも関わってくることなので必ず確認しましょう。

自社の現状分析をして今後の戦略を考えやすくする

記事コンテンツを作成する前には必ず自社の現状分析をしましょう。

まずはじめに、site:〇〇(自社ドメインを入力)を検索欄に打ち込んで自社サイトがGoogleに認知されているのかを確認しましょう。

ここで結果が表示されない場合はGoogle Search Consoleにてインデックスのリクエストを送ってください。

これをすることでGoogle上に自社ページを表示させる第一歩に繋がります。

さらにサイトに対する適切なペルソナやゴール(サイト訪問後にどのような行動を期待するか)設定できているかを確認しましょう。
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SEO対策でよくある質問

ここまでSEO対策について説明してきましたが、まだ疑問点・不安点が残っている方も多いかと思います。

そこでここではSEO対策に対するよくある質問について紹介していきます。

  • SEO対策は意味がない?
  • SEO対策のデメリットとは?
  • SEO対策を自分でするには?

以下ではそれぞれの質問に対して詳しく解説していきます。

始める前に必ず疑問を払拭してから取り掛かるようにしましょう。

SEO対策は意味がない?

SEO対策では、意味があるものと意味がないものがあります。

  • 意味があるもの:オリジナルコンテンツの作成やページ読み込み時間の短縮
  • 意味がないもの:自作自演の被リンクの埋め込みや無意味な長文コンテンツ

Googleでは競合にはない新しいコンテンツ作成するサイトは有益だとされ、評価に繋がります。

さらにページ読み込みが速いサイトはユーザーは快適であると感じ、直帰率(滞在せずにほかのページに移る)が低下します。

53% of visits are abandoned if a mobile site takes longer than 3 seconds to load. (3秒以上アクセスに時間がかかった際にサイト訪問者の53%が直帰する)

参考:Top 12 marketing insights from 2017 to carry you into 2018|Think with Google

しかし、自作自演の被リンク埋め込みはスパムコンテンツだと評価される場合があり、評価が低下する恐れがあります。

さらに、網羅性がないのにも関わらずに冗長な文章を書くことも意味のないSEO対策だといえるでしょう。

このようにせっかく時間をかけてやるのであれば意味のある施策を行って認知度や集客に役立てていきましょう。

SEO対策のデメリットとは?

SEO対策のデメリットは以下の2つです。

  • Googleアップデートの影響を受けてしまう
  • サイト内で対策をして効果が現れるまでに時間がかかる

SEOではGoogleがアップデート(掲載の評価基準を変更する)を実施した際に順位変動の可能性があります。

しかし、順位が下がってしまった際にはtwitterなどでのGoogle社の発表を参考に改善していきましょう。

記事コンテンツ制作やGoogleに評価されるまでにどうしても時間がかかってしまいます。

リライトした際にもコンテンツ修正をした際に即効性に欠けるのが2つ目のデメリットです。

しかし、以下の方法をとることにより時間短縮が期待できます。

  • 正しくクローラーに読み込んでもらう
  • インデックスされているかの確認を迅速にする
  • 最初から完全完璧なコンテンツを目指さない

SEO対策では粘り強く行うが求められるため、じっくり時間をかけて質のいいコンテンツ作成を目指しましょう。

SEO対策を自分でするには?

SEO対策を自分でするにはまずユーザーファーストのコンテンツ作りが必要です。

ユーザーは何かしらの悩みを抱えてGoogle上で検索という行為をしています。

そのため、悩みを解決してあげられるようなコンテンツ作りをしていきましょう。

ポイントは、検索サジェスト・PAA・再検索ワードなどからヒントを拾ってくることです。

この3つには1回目の検索で答えを得られなかった場合のキーワードが掲載されています。

そのため、これらを参考にすることでユーザーに沿った記事コンテンツ作りが可能になります。

SEO対策を会社に任せたい方へ

繰り返しになりますが、SEO対策を初心者の方が自分で始める際にはまずは以下の3つを行ってください。

  • データ分析ツールの導入
  • WordPressのテーマ設定
  • 自社の現状分析と戦略考察

上記を行った後に内部・外部・コンテンツ対策に進みましょう。

具体的な内容は、ユーザーファーストの記事作成や被リンク獲得、独自性の高いコンテンツ作成などです。

ここまでのSEO対策を自社で行った後、さらなる改善をしたいと考える際にはSEO専門の会社に任せてみるのがおすすめです。