記事を書いたにもかかわらず、思った以上に順位がつかなかったり、上位を獲得できなかったりする場合はリライトが必要です。
また、一定の順位をキープしていたにも関わらず、順位が下落した場合も同様にリライトをしなければなりません。しかし、具体的にどのような内容を加筆すればいいのか、修正すればいいのかわからない方も多いと思います。
そこで今回は、SEOのリライトについて、具体的なやり方や実施するタイミングについて紹介するので、順位変動でお悩みの方は参考にしてください。
また、W-ENDLESSでは、SEOの効果がうまく得られない方のために、SEOコンサルティングを実施しています。以下のページで詳しく説明しているので、合わせて参考にしてください。
>>W-ENDLESSがコンサルティングするSEO対策の詳細はこちら
SEOのリライトとは?
リライトは、もともとある記事に加筆や修正をすることをさします。
内容が古ければ新しい情報に更新し、全体的に内容が薄かったり、競合サイトに劣っている場合は、いったんすべて削除して新しく記事を作り直すこともあります。
しかし、単に加筆や修正をすることがリライトではなく、SEOでの効果を高めるためには、以下のことが必要です。
- ユーザーにとってわかりやすい情報を提供する
- Googleの評価基準に沿ってリライトする
- 評価されるコンテンツにアップデートする
文言を修正したり、誤字をなくしたりすることがリライトではなく、ユーザーにとって適切な情報を提供することが正しいリライトのやり方です。
SEOでのリライトの一番の目的は、現状の順位を改善すること。つまり、競合サイトに劣っているということなので、競合に負けないほど記事をアップデートしなければなりません。
足りない情報を追加したり、新しい情報を追加したりすることで、順位が改善することもあります。
Googleやユーザーに評価される記事
SEOリライトでは、Googleやユーザーに評価される記事を作成する必要があります。
具体的には、以下のような記事です。
- E-E-A-Tを満たしているサイト・記事
- ユーザーファーストで執筆している記事
- 検索意図を把握している記事
すでに記事の順位がついていて、なかなか順位が上がらない場合は、何かしらの原因があります。(詳しくは後述)
その多くは、上記を満たすことによって改善できることが多いです。
まず、E-E-A-Tを満たしているかどうかです。E-E-A-Tとは、Googleが推奨している記事の評価基準の一つで、以下のように分類されます。
以前はE-A-Tという基準でしたが、現在では「経験(Experience)」が追加されました。
現在の記事では、情報の網羅性も重要ですが、ユーザーに的確に情報を伝える記事のほうが評価される傾向にあります。
キーワードに対して専門的な知識を有しているかどうか、サイトや執筆者に権威性があるかどうかなど、執筆以外の部分が求められています。
また、現在SEOはこのような評価基準になっています。
Googleの評価基準を満たしつつ、ユーザーのことを意識した記事を執筆することが、現代SEOの攻略法といえるでしょう。
そのため、リライトをする際は、加筆や修正も重要ですが、上記の+αの部分を明確にすることで、順位が改善する可能性が高いです。
Googleの評価基準に関しては、SEOライティングやコンテンツSEO対策の記事にて詳しく解説しているので、以下の記事を参考にしてください。
>>SEOライティングとは?執筆手順や上位を獲得するコツを徹底解説>>コンテンツSEOとは?始め方やコンテンツの作り方を徹底解説
既存記事の順位はなぜ上がらない?
記事を執筆して公開しても、なかなか順位が上がらないことがあります。
これにはいくつか理由があり、以下のことが関係しています。
そのほかにも、競合サイトに比べて情報量が少ないことも挙げられます。
逆に、上位表示される記事は以下のとおりです。
以前までは、記事単体の評価で上がることも多かったので、サイト全体の評価はそこまで重視されていませんでした。しかし、現在ではドメインランクが強いサイトが上位を獲得するようになり、信頼性が高いドメインで記事を執筆すると、それだけで上位を獲得できるケースもあります。
また、被リンクも重要な基準の一つであり、信頼性があるドメインから被リンクを受けることで、サイト全体の評価が上がります。結果として、執筆する記事が上位表示されるようになるため、上位表示するためには、執筆以外の内部対策・外部対策が重要です。
そして弊社では、リライトをしても順位が上がらない方や、SEOがイマイチわからない方のために、SEOコンサルティングを実施しています。
記事の順位改善やドメインランクの改善、SEOライティングなどを行っているので、気になる方は以下のページより参照ください。
>>W-ENDLESSがコンサルティングするSEO対策の詳細はこちら
関連記事>>SEOで効果的な被リンクの獲得方法は?良質なリンクの増やし方を紹介>>ドメインパワー上げ方と平均や基準となる目安を解説
SEOにおいてリライトが重要な理由
SEOにおいて、リライトは非常に重要で、以下のような役割があります。
- 対策キーワードと実際のキーワードのズレをなくす
- 最新情報に更新する
- 導線や遷移率の改善
- CVRの改善
多くの場合順位を改善することが目的ですが、CTAや導線を改善してCVR(コンバージョン率)を増やすこともリライトの目的です。
対策キーワードと実際のキーワードのズレをなくす
SEOでは、さまざまなケースでリライトが必要になります。
その一例として、対策キーワードと実際のキーワードとのズレが挙げられます。
キーワード選定の時点で、対策キーワードを決めていると思いますが、実際に執筆して記事を公開すると、別のキーワードで上がるケースです。
もちろん、別のキーワードで上位を獲得できているなら問題ありませんが、狙ったキーワードとは別のキーワードで、なおかつ上位を獲得できていない場合は、リライトで調整しなければなりません。
あまりにもズレている場合は、大幅なリライトが必要ですが、多くの場合多少の加筆と修正でリカバリーできます。また、キーワードにズレが発生すると、以下のようなことが起きます。
- ユーザーに間違った情報を提供する
- 可読性が低下する
- 離脱率が上がる
現代のSEOでは、ユーザーファーストが求められており、ユーザーニーズを満たす記事を書くことが大前提です。キーワードにズレがあると、可読性の低下や離脱率の上昇につながるため、よく見直すことが大切です。
キーワード選定については、以下の記事でまとめているので、参考にしてください。
>>SEOキーワード選定の具体的なやり方!手順やおすすめツールを紹介
最新情報に更新する
記事の情報は、常に最新情報に更新する必要があります。
執筆する記事にもよりますが、Knowクエリの記事を執筆する場合、情報が古いと順位下落につながります。競合記事が最新情報に更新していることに対し、自分の記事だけ情報が古い場合、順位が下がることは明確です。
そのため、執筆した記事の情報が更新されたら、逐一リライトをしましょう。
情報の更新が早ければ早いほど、競合と差をつけられます。
少しでも情報に敏感になるためにも、執筆した記事の情報は定期的にチェックすることが大切です。
導線や遷移率の改善
リライトは、導線や遷移率を改善するためにも行います。
SEO記事のリライトをする場合、順位改善だけに目を向けがちですが、CVRを改善する役割もあります。上位をキープしているものの、CVがなかなか発生しない場合は、導線となるCTAや訴求文を変更しなければなりません。
また、上位表示されてクリックはされますが、離脱率が高い場合は、遷移率や離脱を改善する対策をしなければなりません。
上位を獲得していなくても、CTAや遷移率の改善は、ユーザーファーストな記事につながります。結果として、上位を獲得できる可能性が高まるため、しっかり対策しましょう。
CVRの改善
SEOのリライトは、CVRを改善するためにも行います。
記事で上位を獲得しているにも関わらず、うまく成果につながらない場合は、以下のことが関係しています。
- CVにつながりづらいキーワードで執筆している
- Go・Do・Buyクエリで執筆しているが訴求が弱い
- CTAが少なくユーザーにとって適切ではない
Knowクエリなど、CVにつながりづらいキーワードの場合は、そもそもコンバージョン率が低く、集客用として割り切るしかありません。
しかし、「Go・Do・Buy」クエリで執筆していてCVにつながらない場合は、訴求が弱くCVにつながっていないケースが多いです。そのため、訴求文を見直す必要があります。
あるいは、CTAが少ない可能性があるので、自然に誘導できる範囲でCTAを増やすことが大切です。
リライトを実施したうえでのSEOの効果
SEOにおけるリライトは、順位改善やCVRを改善するために必要なことです。
しかし、具体的にどのような効果が出るのかわからない方も多いと思います。
そこで、弊社の記事をもとにリライトをして、どのように順位が改善したのか、事例を紹介します。
まずは、こちらの記事。
初回執筆時(インデックスされた日)は、2023年5月上旬でした。
公開後1カ月程度は、指定キーワードで11~20位をキープしていました。
そこから徐々に順位が上がり、2023年11月のタイミングで7位を獲得。
より順位を上げるために、2023年12月2日にリライトを実施しました。
リライト実施日から徐々に順位が改善され、2024年4月時点で1位を獲得した事例になります。
リライトを実施して以降、上位表示されることが増えたことからトラフィックも増加しました。適切なリライトをすることによって、SEOではこのような効果を得られます。
サイトの評価を高めつつ、記事の評価を高めることが、リライトの正攻法と言えるでしょう。
また、CVRを改善するためには、ドメインランクも意識しなければなりません。
ドメインランクが低いと、上位獲得が難しいからです。
弊社では、ドメインランクアップの施策を実施しており、完全成果報酬型のSEO対策として、被リンク施策やサイト全体の評価を高める施策を実施しています。
詳しい概要については、以下のページでまとめているので参考にしてください。
リライトを実施するべきタイミングは?
リライトを実施すると効果が出ることは明確ですが、それぞれタイミングがあります。
執筆直後にリライトをしても、効果測定ができないので注意しましょう。
まず、リライトをするべき記事の基準を把握しておく必要があります。
- 順位が安定していない記事
- 順位が低迷している記事
- CVRが低い記事
- CTRが低い記事
それぞれの記事によって、対応するリライトが異なります。例えば、順位が安定していない・順位が低迷している記事に関しては、順位改善のリライトをしなければなりません。
CVRやCTRが低い記事に関しては、ある程度順位が安定しているケースが多く、導線やCTA周りの改善が必要です。
これを踏まえたうえでのタイミングは、順位が落ち着いてからです。
公開後2~3週間程度は、順位変動が見られることが多く、安定していません。
そのため、一定の順位をキープするまでリライトは待ちましょう。順位が安定してきたら、リライトの方針を決めます。
上位を獲得できているなら、1位を目指してリライトしつつ、CVRやCTRの改善を計画しましょう。そこまで順位を獲得できていない場合は、上位サイトをチェックしたうえで、不足している情報や改善できる部分を探して、リライトしましょう。
順位改善がしやすいリライト記事の選び方
リライトで順位改善をするためには、記事を選ぶことも大切です。
記事の状態によって選び方は異なり、以下が挙げられます。
- 順位の推移・検索順位を基準に選ぶ
- 検索ボリュームを基準に選ぶ
- CPCを基準に選ぶ
- CTRを基準に選ぶ
- CVRの改善を基準に選ぶ
これらを明確にすることによって、順位やCVR、CTRの改善が見込めます。
順位の推移・検索順位を基準に選ぶ
順位改善を目的とした場合、順位の推移や検索順位を基準に、リライトする記事を選ぶとよいでしょう。記事の順位変動は、以下のように分類されます。
- アルゴリズム変更に伴う急落
- 変動が大きく安定しない
- ゆるやかに下落
この場合、アルゴリズムの変更と順位が安定しない場合は、あまり気にする必要はありません。アップデート直後は順位変動が不安定であり、リライトをしてもうまく効果が出ないからです。
しかし、ゆるやかに順位が下落している場合は、アップデートの影響を受けていない記事で、古い情報のまま公開されている可能性があります。
そのため、最新情報に更新する意味でも、リライトを計画しましょう。
例えば、こちらの記事。
アップデートの影響を顕著に受けており、順位が下落してからはトラフィック数も下落しています。このような記事は、リライトを実施することで順位が回復する可能性があります。
検索ボリュームを基準に選ぶ
検索ボリュームとトラフィック数は比例する傾向にあり、月間ボリュームが高い記事で上位表示すると、トラフィック数もその分増加します。
弊社で担当しているメディアをもとに、紹介しますね。
こちらの記事は、月間1,200件検索されるキーワードで1位を獲得しています。
そのほかのキーワードでも派生して1位を獲得しており、デイリーのトラフィック数は2,000~2,200件程度です。検索ボリュームが多ければ多いほど、トラフィックは増加します。
逆に、月間100件程度しか検索されないキーワードをリライトして上位を獲得したところで、大幅なトラフィック数増加には期待できません。
このことから、リライトをするならある程度ボリュームがある記事を優先的に選ぶとよいでしょう。
CTRを基準に選ぶ
クリック率を基準に、リライト記事を選ぶ方法もあります。クリック率は、クリック数を表示回数で割ると出てきます。
クリック率は、上位表示される記事ほど高いです。しかし、比較検討する記事のキーワードは、上位を獲得できなくてもクリック率が高くなる傾向にあります。
SEOを例に挙げると、「SEO 依頼」「SEO会社 おすすめ」などのキーワードです。
また、上位を獲得していてもクリック率が低い記事があります。
これは、以下の原因が考えられます。
- ほとんど1位の記事に流れている
- タイトルに問題がありクリックされていない
1位を獲得しているにもかかわらず、あまりクリックされていない場合は、タイトルに問題がある可能性があります。上位サイトを参考にして、クリックされるようなタイトルに変更しましょう。
CVRの改善を基準に選ぶ
CV系のキーワードで執筆している記事は、CVRを重視します。
「SEO」というジャンルで執筆する場合、DoクエリがCV発生用キーワードになります。
この場合、上位を獲得しているにもかかわらず、CVRが上がらない場合は、訴求をリライトする必要があります。
順位を改善するというよりは、売上やCV数向上のためにリライトしなければなりません。
- CTAを改善する
- 内部リンクや外部リンクを整理する
- 新しく訴求を考える
これらを意識することで、CVRを改善できる可能性があります。
また、弊社ではSEOコンサルティングを行っています。
CVRがうまく上がらない場合や、リライトのやり方がわからない場合は、一度弊社にご相談ください。以下のページにて、SEOコンサルティングの概要をまとめています。
>>SEOコンサルティングLP
効果が出るSEOのリライトのやり方
SEOでリライトをするからには、効果を出さないと意味がありません。
そのため、以下のようなやり方を実施しましょう。
- データや数字から分析してリライト
- ユーザーニーズを参考にしてリライト
トラフィック数や順位などの数字だけではなく、ユーザーニーズも合わせて参考にすることで、効果的なリライトができます。
データや数字から分析してリライト
データや数字から分析してリライトをすると、効果を実感しやすいです。
ここで参考にするデータは、CVRやトラフィック数です。
また、以下のパターンで分類するとよいでしょう。
- キーワードのずれが大きい場合
- キーワードのすれがない場合
それぞれのパターンで、実施するリライトが異なります。
キーワードのずれが大きい場合
データや数字を分析して、記事の内容とキーワードのずれが大きい場合は、CTRやCVRが大きく低下します。そのため、ずれを戻す意味でも大幅にリライトしなければなりません。
この場合、以下のような手法があります。
- ドメインパワーだけを残して新規で執筆する
- 競合サイトに情報を合わせる
ある程度順位がついているなら、ドメインパワーだけを残して、フルリライトをする方法があります。競合サイトに情報を合わせるよりも簡単で、効果も出やすいです。
キーワードのずれがない場合
キーワードにずれがなく、単にCVRやトラフィック数が下落している場合、通常のリライトをしましょう。以下の点に注目しながら、リライトをすると効果的です。
- 上位サイトに含まれていて自社サイトにない情報の加筆
- 情報を最新のものに更新する
- 独自性がある情報を追加する
- 監修者が立てられるなら別途用意する
順位が下落傾向にある場合は、情報が古くなっている可能性があります。
執筆してしばらくリライトしていない場合は、情報を新しいものに更新するとよいでしょう。
詳しい執筆方法については、以下の記事でまとめています。
>>SEO記事の書き方 | 上位表示させる文章構成や作成方法を紹介
ユーザーニーズを参考にしてリライト
順位が下落している記事では、ユーザーニーズを参考にしてリライトをする方法があります。その際は、以下を参考にしながら加筆・修正をしましょう。
- 関連キーワード
- 上位サイト
1位を獲得できていない以上、何かしらの情報が不足しているということです。
そのため、上記の情報を参考にしながら、リライトしていきましょう。
関連キーワード
関連キーワードは、検索した際に表示されます。
再検索ワードとも言われており、ユーザーの悩みに直結するキーワードです。
「SEOライティング」というキーワードの場合、このようなキーワードが出てきました。
本来は、構成作成の時点である程度含めますが、執筆したときと変化していることもあります。そのため、新しく関連キーワードが増えている場合は、リライトの際に含めるとよいでしょう。
上位サイト
リライトの多くの答えは、上位サイトに隠されています。
検索上位を獲得している記事は、現状の検索結果での答えなので、ペナルティにならない範囲で記事の内容を参考にし、リライトしましょう。
ここで注目したいことが、以下のとおりです。
- 自社サイトに含まれていない情報
- サイトの更新日
- 加筆・修正された箇所
リライトする場合は、自社サイトに含まれていない情報を含めましょう。
また、サイトの更新日についてもチェックします。更新日が最近の場合は、競合もリライトや更新をしている可能性が高いので、加筆・修正された箇所をチェックします。
その情報も抜かりなく追加することで、リライト効果を発揮できます。
これらを意識したSEOライティングについては、以下の記事で詳しくまとめているので参考にしてください。
>>SEOライティングとは?執筆手順や上位を獲得するコツを徹底解説
SEO記事をリライトする手順・やり方
SEO記事をリライトする場合は、それぞれ手順があります。
以下の手順でリライトして、記事を改善していきましょう。
- リライト記事の選定
- 競合と比較して不足している情報を調査
- リライトする
ここでもっとも重要なことは、競合と比較することです。
順位が上がらない原因の多くは、競合との差にあるので、徹底的に比較して何が不足しているのかを確かめることが重要です。
1.リライト記事の選定
リライトをする際は、まずリライト記事を選定しましょう。
選定基準はさまざまで、何を目的にリライトするかによって異なります。
- CVRを改善したい
- 上位を獲得したい
- CTRを改善したい
多くの場合順位改善ですが、CV記事の場合はCVRを改善するリライトを実施します。
そのため、まずはどのような目的でリライトをするのかを明確にしましょう。
2.競合と比較して不足している情報を調査
リライト記事を選定したら、どのようなリライトをするか計画を立てる必要があります。
弊社でリライトをする際は、構成を作ったうえで、リライトをする際に反映しています。
その際は、上位サイトを参考に不足している情報をリサーチすることが多いです。
特に、検索上位3サイトの記事は非常に参考になります。目次を見て、自社記事に不足している情報をリサーチしながら、後世に反映しましょう。
競合調査については、以下の記事でも詳しくまとめています。
>>SEOライティングとは?執筆手順や上位を獲得するコツを徹底解説
3.リライトをする
競合と比較して、不足している情報をリサーチ出来たら、いよいよリライトをします。
リライトで意識したいことは、新しい情報に更新しつつ、記事を修正してバージョンアップすることです。
また、競合サイトに含まれている情報を単に含めるのではなく、関連キーワードや共起語などから、上位サイトにはない情報を含めることも意識しましょう。
ユーザーにとって必要な情報を含めることで上位を獲得できるので、それぞれ意識してリライトするとよいでしょう。
Googleからの評価が高まるリライト方法
リライトでは、Googleからの評価を意識して加筆・修正する必要があります。
そこで、効果的なリライト方法をいくつか紹介します。
- hタグに対策キーワードを入れる
- タイトルタグ・ディスクリプションに対策キーワードを入れる
- 上位ページの文字数を参考にする
- 内部リンクを改善する
記事の内容も改善しつつ、対策キーワードや内部リンクなども合わせて対策しましょう。
hタグに対策キーワードを入れる
競合サイトをに含まれている情報を、自社サイトに含めることだけが、リライトではありません。本文中以外にもできる、リライトはあります。
hタグがいい例で、リライトをする際に対策キーワードを含めることで、Googleからの評価が高まるかもしれません。
新規記事を執筆する時点で、ある程度hタグに対策キーワードを入れていると思いますが、新規見出しを追加する場合も、対策キーワードを入れましょう。
そのほかにも、関連キーワードや共起語を入れることで、より評価が高まる可能性があります。
タイトルタグ・ディスクリプションに対策キーワードを入れる
リライトをする際、本文だけではなく、タイトルタグやディスクリプションにも注目しましょう。いずれも、検索結果に表示される項目であり、対策キーワードを含めることで、Googleから評価されやすくなります。
こちらは、「成果報酬 SEO」というキーワードで執筆した記事です。
タイトルタグでは、左詰めで対策キーワードを含めており、ディスクリプションにも含めましたが、反映されていませんでした。
それぞれに対策キーワードを入れると、Googleからの評価もそうですが、ユーザーからクリックされやすくなります。
上位ページの文字数を参考にする
リライトでは、上位表示されているサイトが答えです。
そのため、見出しや対策キーワードの入れ方を参考にしてリライトすると、順位が改善しやすいです。また、文字数も参考にするとよいでしょう。
ラッコキーワードを使用すると、上位サイトの文字数がわかります。
上位を獲得するためには、少なくとも上位サイトと同等の文字数で執筆しなければなりません。文字数を増やしたからと言って、上位を獲得できるわけではありませんが、網羅性がある記事を執筆すれば、自然と文字数も増えていきます。
内部リンクを改善する
リライトをする際、本文の加筆修正も重要ですが、内部対策・外部対策も合わせて行いましょう。その際に意識したいのが、内部リンクの改善です。
現代のSEOにおいて、被リンクや内部リンクは非常に重要な項目であり、順位を大きく変動する要因の一つです。
内部リンクを設定することで、サイトに訪れたユーザーは回遊しやすくなります。
また、Googleのクローラーもサイトを回りやすくなり、サイト全体の評価が高まるわけです。可能な限り内部リンクを入れたいところなので、スプレッドシートなどに記事の内部リンクをまとめておきましょう。
SEOの内部対策については、以下の記事で詳しくまとめています。
>>SEOの内部対策とは?具体的な対策とおすすめチェックツールを紹介
ユーザーからの評価が高まるリライト方法
ユーザーからの評価を高めるためには、ユーザーファーストの記事を執筆する必要があります。
そのため、以下のようなリライトをしましょう。
- 離脱率を下げるリライト
- 適切な場所にCTAを設置する
- オリジナル情報を追加する
競合が多いキーワードでは、どれも同じような情報が書かれています。
そのなかで差をつけるためには、オリジナル情報を追加したり、記事全体を読みやすくしたりすることが大切です。
離脱率を下げるリライト
順位が安定していても、離脱率が高ければリライトをする必要があります。
その際は、アナリティクスで平均セッション時間を調べつつ、ヒートマップを使って、離脱が多い箇所を探しましょう。
しかし、現代はSNSが流行している背景から、YouTubeショートやTikTokなどの短編動画の需要が高まりつつあります。これは記事でも同様で、適切な情報を端的に伝えることが求められています。
網羅性がある情報よりも、検索意図に沿った情報を的確に伝えることが重要なので、離脱率を下げるためには、わかりやすい文章を心がけましょう。
適切な場所にCTAを設置する
離脱率が改善出来たら、CTAについても目を向けます。
CV記事の場合、集客ではなくCVすることが目的であり、CTAを設置する必要があります。
CVの種類は様々で、アフィリエイトをしている場合は、商品やサービスの購入・登録がCV地点です。
ここで重要なことは、CTAを必要以上に増やさないことです。
CTAを増やしすぎてしまうと、ユーザーがうっとうしく感じてしまい、離脱につながります。そのため、ユーザーにとってストレスがない範囲で、自然な形で入れることが大切です。
オリジナル情報を追加する
リライトでは、競合サイトにはないオリジナル情報を追加することも大切です。
もちろん、競合サイトの情報を含めることも重要ですが、すべて同じ内容だと差がつけられず、ユーザーの悩みも解決できません。
そこで、競合サイトにはない新しい情報を追加して差をつけましょう。
しかし、あくまでも競合サイトの情報をベースにリライトをして、オリジナル情報を追加する場合は、記事全体の2~3割程度にしましょう。
SEOで上位表示を獲得するリライトのコツ
SEOのリライトでは上位表示を獲得することが、目的のケースが多いです。
単に加筆修正するのではなく、以下のコツを意識してリライトしましょう。
- 重複コンテンツに気を付ける
- 適切にキーワードを入れる
- 必要に応じて監修者を追加する
- ユーザーファーストを意識する
本質はSEOライティングと変わらないので、意識してライティングすることが大切です。
重複コンテンツに気を付ける
SEOでリライトをする場合、重複コンテンツには気を付けましょう。
公開している記事数が増えてくると、過去にどのような記事を執筆したのか忘れることがあります。新しくリライトをして、いざ公開してみると重複コンテンツで順位が下落するというトラブルもゼロではありません。
重複コンテンツとして判定を受けると、リライトした記事だけではなく、重複している記事の順位も下落します。これを避ける意味でも、公開している記事はリストで保存しておくとよいでしょう。
内部リンクの対策にもなりますし、重複コンテンツを避けられます。
適切にキーワードを入れる
リライトで上位表示を目指すなら、適切にキーワードを入れることが大切です。
対策キーワードを設定して、タイトルタグやh1、各hタグにキーワードを入れることによって、上位表示がされやすくなります。
また、本文中にも対策キーワードは入れたいところです。
キーワードを入れたからと言って、劇的に順位が変動するわけではありませんが、上位表示する要素の一つです。
そのため、不自然にならない範囲でキーワードを入れて、Googleやユーザーからの評価を高めつつ、上位を獲得していきましょう。
必要に応じて監修者を追加する
近年のSEOでは、権威性や専門性が重視される傾向にあります。
記事の評価も重要ですが、サイト全体の評価も重視されるようになり、誰が記事を執筆したのかということも重要です。そのため、リライトをするタイミングで、監修者を立てることも対策の一つです。
特に、競合サイトで監修者が立てられていない場合は、差別化ができます。
監修者の権威性が高ければ高いほど、SEOでは効果を実感でき、サイト内評価も高まります。結果として、リライト記事だけではなく、ほかの記事の順位の底上げにもつながるため、必要に応じて用意するとよいでしょう。
ユーザーファーストを意識する
現代SEOは、ユーザーに寄り添った記事が求められつつあります。
網羅性がある記事よりも、専門性が高い記事のほうが上位を獲得しやすく、検索意図に沿ったユーザーの悩みを解決できる記事こそが求められています。
そのため、リライトをする際は、ユーザーファーストを意識して執筆しましょう。
リライトをするタイミングで、ユーザーがどのような情報を求めているのかを明確にします。その際、以下を参考にするとよいでしょう。
- 関連キーワード
- サジェストキーワード
いずれも、ユーザーの行動に起因して表示されるキーワードです。
検索意図に直結するキーワードでもあるので、リライトする際の参考にしましょう。
まとめ
SEOにおけるリライトは、順位改善以外にもCVRやCTAの改善などの効果があります。
現状公開している記事で、順位に満足できていなかったり、CTRやCVRが平均よりも低かったりする場合は、リライトの計画を立てましょう。
適切な箇所と要点をリライトすることで、効果を実感できます。
リライトは、実施する前の計画はもっとも重要なので、リライトするべき箇所の要点を抑えつつ、適切な情報を記事に追加しましょう。
弊社では、記事のリライト含め、SEO記事の順位改善や、ドメインランクの改善など、SEO全般のコンサルティングを実施しています。
記事を執筆してもうまく効果が出ない方や、上位がなかなか獲得できない方は、以下のページをご覧ください。